階段があったり、駐車スペースがあったり、玄関前にもいろいろなタイプがあります。 それぞれの、特徴にあわせて、相性があいそうな融雪はどれか、あるいは融雪のタイプによる問題点や注意点、メリット・デメリットについてまとめました。
階段部分の融雪には、電気によるマットタイプのものを使うという方法があります。 必要なサイズのものを選べば工事をするより安く経済的でしょう。
マットタイプの弱点は、シーズン毎に片づけや設置の手間があること。 雪が降っていないときには、目立ってスッキリしない印象があるかもしれません。
見た目がスッキリなのは、ロードヒーティングです。 もし階段部分だけを考えれば電気タイプが便利かもしれません。給油の手間もないですし、扱いも簡単でしょう。 ただし、電気タイプは施工範囲が広いとき、コスト的にボイラータイプに比べ高くなりがちです。
井戸水が出やすい地域では、地下水を使った消雪がコスト的に魅力があります。 無散水タイプもありますが、北海道を除くと一般的に実績が多いのは散水タイプです。(北海道では気温が低いため、凍結の恐れから散水タイプは敬遠されます。)
散水の場合、雪が降らなくても、寒いときには凍結防止のため散水を要する場合もあります。 もったいないと感じるかもしれませんが、配管内で凍結すると次の運転の支障になるだけではなく、故障やトラブルの原因になります。
門まで距離のある玄関前だと、除雪も大変です。 そこで人が歩く通路分を融雪するという方法があります。
施工面積が比較的小さければ、電気のロードヒーティングが便利でしょう。給油の手間もないですし、扱いも簡単です。
施工面積が大きくなる場合は、電気だと高くなるので、ボイラーをつかったロードヒーティングがいいでしょう。
ボイラータイプのいいところは、融かす力が強いこと。 電気では苦手な、多少積った後からのスタートでも、問題なく融かせる場合も多いです。
井戸水が出やすい地域では、地下水を使った消雪がコスト的に魅力があります。 無散水タイプもありますが、北海道を除くと一般的に実績が多いのは散水タイプです。(北海道では気温が低いため、凍結の恐れから散水タイプは敬遠されます。)
散水の場合、足元が水浸しになるので、融け方によっては長靴じゃないと歩きにくい場合もあります。 また、散水した水が凍結して滑りやすくなることもあるので注意が必要です。
井戸水が出やすい地域では、地下水を使った消雪がコスト的には魅力です。
駐車スペースほどの広さでは、電気融雪よりボイラータイプの融雪のほうがコスト的に有利でしょう。
ボイラーの場合、給油の手間などはありますが、融かす力が強いというメリットもあります。
車2~3台程度(40㎡)までなら、ヒートポンプのロードヒーティングの実績も増えてきてます。原油高騰などを理由にボイラーの代わりに採用されるケースもあるようです。 概ねボイラーより工事費は高めですが、給油の手間もなくランニングコストが安いです。なお融かす力は、ボイラーのほうが強いです。
玄関前はもっとも目につく場所。 それだけに、デザインにもこだわりたいという人も多いです。
ロードヒーティングには化粧ブロックやカラフルな舗装にも対応できる業者もあります。 業者選びのポイントの一つになりそうですね。
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